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接客の「まちがい」敬語イメージ01

いまさら聞けない「まちがい”敬語”」

作成:2018年7月25日

そのことば、「まちがい敬語」かも?

接客の「まちがい」敬語

 

まちがい敬語。
それは例えば、「 ○○で宜しかったでしょうか 」など。

接客を通して避けては通れない「コミュニケーション」。そして、コミュニケーションのシーンにあふれる、まちがい敬語。普段何気なく使っているその敬語は、もしかすると「まちがい敬語」かもしれません。

正しい言葉づかいを身につけることは、コミュニケーションの場においてとっても重要なことです。

今回は「まちがい敬語」の中から、接客の場でよくある”5つのワード”をご紹介。美しい言葉づかいの会話で、内側からも品格あふれるワンランク上の存在に。

例1 | いたわるつもりが、、「ご苦労様です」

誤→「ご苦労様です」

正→「お疲れさまです」

お仕事で疲れたお客様をいたわる意味で、「ご苦労様です」ということばを使うのは間違い。

この時、正しくは「お疲れさまです」を用います。

「ご苦労様です」という言葉は、「自分に対して相手が”奉仕”を行った場合」というニュアンスを含みます。よって、基本的に「立場が目上の方から目下の方に」使うことばになります。上司と部下の様な関係で使うことばなんですね。

対して「お疲れさまです」という言葉は中立的に用いることができます。接客の場で、お客様をいたわり労うときには、用法として「お疲れさまです」が正解です。

 

例2 | ついつい出てしまう、「いたしますか?」

誤→「お飲み物はいかがいたしますか?」

正→「お飲み物はいかがなさいますか?」

お客様にオーダーを質問するとき「○○はいかがいたしますか?」と聴くのは、一見とても丁寧なことばづかいと感じますよね。けれど、実はこれも正しい使い方ではありません。

「いたしましょうか」「いたしますか」というフレーズは、お客様ではなく”自分の行動”に対して使います。つまり、「お客様」に対して「自分」が「何を致す(する)べきですか」という意味の質問になります。

一方、「いかがなさいますか」は「相手」が「何を(何に)するのか」を質問するときに使うことば。「なさいますか」という部分の”なさい”は、”なさる”を示します。”なさる”は、”する”の尊敬語表現。

「”なさる”は、”する”の尊敬語表現」といっても、正直ピンときませんが、、

例えば、友達同士のフランクな会話で「○○と△△、どっちに”する”?」という場面を想像してください。これを、お客様や目上の方に対する質問にすると、「○○と△△、どちらに”なさい”ますか?」となるわけです。

 

例3 | 会話づくりのときに使いがちな「知っていますか?」

誤→「○○を知っていますか?」

正→「○○をご存知ですか?」

「○○って知ってる?」というニュアンスの質問は、トークでお客様との共通の話題づくりに重宝されますね。

では、このように「質問をお客様に向けて振る」シーンでのことばづかいとして「知っていますか?」は、たしかに”丁寧語”にはなります。しかし、目上の方やお客様に対しては「ご存知ですか?」が正しい使い方です。

「ご存知の”存知”」とは「存じる」を表します。そして「存じる」ということばは、「知る」の謙譲表現(自分がへりくだる表現/相手を立てる表現)です。

このように、ことばを敬語表現するとき、単語自体の言いかえをおこなうことで、敬語表現をおこなうことも出来るのです。

 

例4 | 第1印象を丁寧に!「お名前をちょうだいできますか」

誤→「お名前をちょうだいできますか」

正→「お名前をうかがってもよろしいでしょうか」

「ちょうだいできますか」の「ちょうだい」は、”モノ”をいただく際につかうことばであり、この場合「お名前をもらえますか」と言っていることになります。同じ表現を正しく用いるためには、「お名刺をちょうだいできますか」のように、「名刺という”形あるモノ”」に対して使いましょう。

“形のないモノ”。ここでは「お名前」を伺いたいので、「お名前をうかがっても宜しいですか」や、「お名前をお教え願えますか」などが正解です。

 

例5 | 来店時間の確認に。「来れますか?」

誤→「○○様は何時ごろに来れますか?」

正→「○○様は何時ごろにいらっしゃいますか?」

例えば、お客様の来店時間を確認するために連絡したときなど。「何時ごろに”来れますか”」という質問の仕方をする場面があるかと思います。ぱっと見は気づきづらいですが、「来れますか」ということばは「”ら”抜きことば」となります。例として、いくつかの「”ら”抜きことば」を挙げてみましょう。

・「来れる」→「来られる」
・「食べれる」→「食べられる」
・「降りれる」→「降りられる」

上の3つは一例ですが、このように”ら”が抜けているかどうかで、見た目の印象も変わりますね。LINEやSNSのコミュニケーションがメインとなった現代。用法正しく活字を使うことで、ぐっとスマートな印象になるはずです。

「何時ごろに来れますか」ということばに、相手を”尊重する/立てる”意味を含ませたいときは、「何時ごろに来られますか」とします。あるいは、「何時ごろに”いらっしゃい”ますか」と言いかえると、さらに丁寧なニュアンスに受け取られます。

 

 

いかがでしょうか。

ここでご紹介した「まちがい言葉」は、日常的にも使われやすいので、「気にならない」という方も多いかもしれません。しかし、マナーとしての基本的な敬語を身につける事はマイナスにはなりません。

きっとお客様も、「また会いたい」という気持ちになるはずです。

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